「核」と同様に、各国で禁止されている「クラスター爆弾」
無差別に多くの被害が出る事から、禁止されていたが今回のウクライナ侵攻でロシアが使用した疑いが持ちあげった。
クラスター弾「トーチカU」とは?
クラスター弾「トーチカU」正式名『OTR-21 トーチカ戦術任務ミサイル複合体』
ソビエト連邦軍の自走式戦術弾道ミサイルシステムでNATOではコードネームでSS-21 スカラベと呼ばれる大量破壊兵器の一つ。
ウクライナ東部ドネツク州のクラマトルスクの鉄道駅破壊にロシア軍が使用したのは、クラスター弾を搭載した「トーチカU」短距離弾道ミサイルだったとの見解を示し、この攻撃で付近にいた4000人が死亡したと伝えられています。
危険だと言われる「トーチカU」
トーチカUは短距離弾道ミサイルで危険と言われる原因は「ミサイルで核にも変更ができる」と言う事なのです。
クラスター爆弾の使用は2008年に禁止されたが、ロシアはこの条約に署名していないので、今回使用したとみられています。
どうやっても後戻りできない状態に追い込まれたロシア。
今回使用されたと大騒ぎになっている短距離弾道ミサイルは搭載する弾頭を変える事が出来、NATOが言う所の短距離弾道ミサイル9К79(スカラベ-A)は100kt、200kt、200kt級核弾頭を装備できる9M79B、9M79B1、9M79B2。電磁パルス弾頭を搭載できる9N123F-P、VRガス等の化学弾頭を装備できる9P9N123G、ソマン化学弾頭9N123G2-1等ちょっとの変更で恐ろしい兵器に変わってしまうのです。
しかし、保有している国も多く、ロシアは勿論 アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア、カザフスタン、北朝鮮、ウクライナ、 シリア、イエメンが現在でも「トーチカU」短距離弾道ミサイル(スカラベ)を保有していると言われています。
しかしロシアを除いた国の「トーチカU」短距離弾道ミサイルを合わせてもロシアの保有数には届きません。
それを考えると、自暴自棄になっているロシアが世界の脅威と言われる意味も理解できると思います。
核をはじめとする大量破壊兵器
危ない、危険と言われる兵器がなぜ実在するのかが疑問の一つ。
その考えは「やんちゃな青年」の行動そのものなのです。
他の人に負けないように、空手やボクシングなどの格闘技を習いますが、チェーンや木刀を持った人にはかなわないので、自分も持つようになります。
すると相手は鉄パイプで武装しはじめ、こちらも持つようになりました。
負けないようにと考えた末、ナイフや刀を持とうと思いました。それを見た相手はピストルやライフルを持つようになります。
そこでこちらはダイナマイトを調達しますが、相手はミサイルを作るようになりました。
こちらも負けじとミサイルを作りましたが、相手は核爆弾を開発してしまいました。
周りを見渡し、核を持っている人が多くなったことで冷静になった人は「使わない」と約束を交わしましたが、数人は「脅しにも使える最高の力だ」と知らんぷり。
そして現在の地球の力関係になりました。
「だめ」といっている国も実際は核や他の大量破壊兵器を保有しています。
今回の短距離弾道ミサイルはウクライナも保有している兵器の一つで、考えれば考える程各国の考え方や行動は、大人の行動とは思えないのです。
そう考えた時、出来るならこんな地球は出ていきたいと思った今日この頃でした。
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