ロシアとウクライナの事もあり社会には値上げラッシュが訪れています。
地球の人口はどんどん増えていっているのに、それを支える物資の生産はそれに追いついていない状態です。
多くの商品の値上げの先にある物は何が待っているんでしょうか?
製品の原料から始まる値上のシステム
私たちが使用している物、食べている物、どんな物もそのままの形で現れるわけではありません。
野菜は種から肥料や作業する人、肉は家畜の餌や設備、加工食品には大きな工場と機械に人件費がかかってきます。
上げた項目以外にも製品の梱包、運搬費など一つの小さな製品でも、少額ですが数多くのコストがかかっています。
その中で使用する原料が一つでも上がると、企業は色々な面で「コストカット」を実施します。
人員の整理から、生産工程の見直し、大量生産で単価縮小など実施しますが、それも限界があります。
今の企業は結構ギリギリで操業している状況だと言う会社も少なくありません。
今回は、多くの原材料、原油の値上げを受けて、各生産社は値上げをしなければならない状況になったと言うのが現状だと思います。
この辺が「輸入に頼っている国」日本の弱点と言えるかもしれません。
値上げのニュースに便乗
最近値上げのニュースが多くなっています。
事実、色んな物が値上げになっている現状ですが、原油一つでも値上がりすると100%に近い企業が何らかの影響があると言われています。
今まで価格現状で頑張ってきた企業は、ここぞと言わんばかりに値上げしてくるところが多いかもしれません。
毎年少しの製品価格改正で値上がりはしていましたが、今後この状況が続くと多くの製品が値上がりと言う事になってしまうのは予想が出来ます。
そうなった時日本は、インフレに突入していくのかもしれないのです。
価格は上がる一方通行しかない
「世界は安定しました」「輸入も再開しました」と言っても「それなら値下げします」と言った企業のニュースはまずありません。
経済を回す!国財産を増やす!と言った時には「値上がりのニュース」は「大変です」と沢山報道され安定して原料が値下がりしていたとしても、その報道は数える程しか行われていないのが現実です。
値上がりの原因を色々ニュースや報道で消費者に伝える事で「そんな大変だったらしかたないのかな?」と思わせてしまいます。
輸入が・・・と言う前に国内で消費する何かを(野菜やお米、おさかな等)一つでも多くの自給自足できる体制作りが必要なのかと思ってしまいます。
輸入で大変だ!と言っている輸入の裏には減反や漁業の漁獲制限などその業種への縮小を考えた対策とは思えないのです。
国としての領土は小さいかもしれませんが、日本なら何かしらの改良で国内の生産は伸びる可能性はあると思うのです。
何かの原因で他の国が値上がりしてとしても安定した生産と価格を維持できる。
少しでもそんな国に変わって行って欲しいと思った日になりました。
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